データ分析の力
数式は一切出てこない。
因果関係を証明するためのエビデンスとなる手法と実務的な利用法がわかる。
因果関係の証明はA→Bであり、それ以外ではないことを見極めないといけない、とても困難な道。当たり前のようだけど、本当にそうかはどうやって証明できるんだろう、ということが重要な土台となる仮定だったりする。
RCT、RDデザイン、集積分析、パネルデータ分析など、門外漢にとっては聞いただけだとなんだかよくわからない手法を直感的な理解ができるよう示されている。
同時に、それぞれの分析手法の強みや弱み、限界を明快に晒してる。完全な方法はないのだ。
しかし、この本には世の中で言われている因果関係の確からしさを正しく認識するための教養が詰まっている。
この本の次に読むなら、こちらかな。
統計データの確からしさを疑う人にはこちらを。